はじめまして
当店はトランスジェンダーMtF方向けの
シリコーン乳房を販売しているお店です。
お客様とお会いしてお話する中に、
今までに悩んだ事、苦労したこと、色々な想いを
お話いただくことがあります。
特に性自認が身体的性と一致していないと気付いた時から、
自分自身で受入るまでの葛藤。
そして周囲に対して今後の自身の対応をどうするべきか
などをひとりで苦悩してしまっていた過去をお話くださいます。
現在は社会的な認知がずいぶん進んだことは、大きく変わったと言われます。
ネットで情報を探したりコミュニティに参加したり
友達も見つけることができる事です。
皆さんも今までに色々な情報を目にされていると思いますが、
ここでは分かりやすく実際の経験談をお伺いした内容と引用文献を交えて
書かせていただきます。
同性や両性を性愛の対象とすることそのものは、
精神的な病気や身体的な異常ということでは一切ありません。
性的指向は、右利きや左利きと同様に、
生まれながらにもったものであり気づいたらたまたま
そうであったというものです。
それは本人の意思によって選択可能なものではありません。
(松本俊彦(2012)中高生のためのメンタル系サバイバルガイド、172、51)
人口比では少数派になりますが、
ある企業の調査では日本の性的マイノリティの割合は7.6%位といわれ
学校の40人学級のなかの2~3人位は、
この社会で共に暮らしている身近な存在な人々ともいえます。
ですが周囲は多数派の男女で恋愛して結婚するのが
あたりまえの社会で会話が溢れます。
好きなアイドル、クラスの好きな人など、
そこでは適当に話を合わすことを余儀なくされます。
それがだんだんと辛くなりストレスが溜まっていきます。
自分は嘘をついている。誰も分かってくれない。
等々考え方がマイナスへ向いてしまいます。
そこでネットで知り合った人との会話で、
ようやく分かり合える人がいると思い喜んで実際に会ってみると、
話はそこそこにセックスをして
1回限りで会うのは終わってしまうという
現実を目の当たりにしてしまいます。
ネットで知り合う人すべてがそうではありません。
しかし可能性があるという事です。
性感染症(クラジミア、淋病、毛ジラミ等)、HIV感染症の予防についての知識も不可欠です。
病気にならず、穏やかに「生きる」ために
これからたくさん考え、たくさん悩みたくさん苦しみ、
生きていかなければいきません。
でも生きているのが辛くて逃げ出したくなり
終わらせたくなるかもしれません。
しかし実際にあなたのように悩んで悩んで心身ともに追い詰められた方が、
いまうちのお店で思い出話をし好きなお洋服を着て笑っておられます。
そして涙も流しまた悩んでおられます。
大人になっても悩みだらけいつも問題だらけです。
えらそーな事は言うかもしれないですが全然偉くないです。
様々なニュース事件をみていつも思うでしょう?大人って・・・。
きれいごとは嫌ですよね。
そもそも世の中はきれいごとではいかないのです。
だから悩んで生きています。
そうして40,50と歳を重ねています。
でもそんな大人の中に 必ず理解してくれる人はいます。
必死でよくなるように声をあげている方がいます。
理解しあえる友達や恋人もできます。
どうぞ正しい知識、安全な出会いの方法をみつけてください。
↑参考サイト